1989年 日本 67分
監督・脚本…塚本晋也
男…田口トモロヲ
やつ…塚本晋也
女…藤原京
眼鏡の女…叶岡伸
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肉体を侵食する金属との壮絶な戦いが始まる
ある朝、"男"は自分の頬から金属片が出ているのに気づく。平凡なサラリーマンであった彼の日常はその日を境に徐々に鉄に蝕まれていく。 通勤途中では眼鏡の女に襲われ、自分の体が次第に鉄と化していくのに困惑する男。 全ては数日前に男が車で轢いてしまい、山林に捨てた"やつ"の復讐であった。やがて全身が鉄に覆われたとき、男はやつと対峙する事となるが…。
一言で表現するのが難しい映画です。そもそも何かのPVのようで、映画なの?と思ってしまったほど。常軌を逸してると言うか…初めて観たときは、67分の短い作品でありながら、画面を見ているだけで疲れて一旦中断して鑑賞したほどです。でも、不思議と惹かれるんですよね…。モノクロ画面に音楽も手伝ってメタルチックでカッコよさもあるのに、あそこにドリル、それもかなり大きい(笑)。全てにおいて変人部類の作品で、確実に万人受けはしません。1992年に2作目、2010年に3作目が作られています。
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