2002年 アメリカ/フランス/スペイン 104分
監督・脚本…アレハンドロ・アメナーバル
グレース…ニコール・キッドマン
ミセス・ミルズ…フィオヌラ・フラナガン
チャールズ…クリストファー・エクルストン
リディア…エレイン・キャシディ
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光さえ届かない館で、子供達は何を見たのか?
1945年、第二次世界大戦末期のイギリス、チャネル諸島のジャージー島。グレースは、この島に建つ広大な屋敷に娘アンと息子ニコラスと3人だけで暮らしていた。夫は戦地に向かったまま未だ戻らず、今までいた使用人たちもつい最近突然いなくなってしまった。屋敷は光アレルギーの子どもたちを守るため昼間でも分厚いカーテンを閉め切り薄暗い。そこへある日、使用人になりたいという3人の訪問者が現れる。使用人の募集をしていたグレースはさっそく彼らを雇い入れるが、それ以来屋敷では奇妙な現象が次々と起こりグレースを悩ませ始める……。
トム・クルーズが製作総指揮を努めた作品です。夫の愛に恵まれず、太陽アレルギーを持ち厚いカーテンを開けることもできない大変な子供を育て、周りの世界から隔絶されたような生活を送るグレース。淋しい生活がつくり出した母親グレースはヒステリックで生身に近い。本来母親は優しい存在でかかれることが多いですが、母親も人間ですから私にはこちらの方がリアリティーがあります。舞台になった屋敷を含め映像も綺麗で、グロさもなく、ホラーが苦手な方でも鑑賞できると思います。途中でオチが分ってしまいましたが、楽しめた映画でした。
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