1982年 アメリカ 109分
監督…ジョン・カーペンター
脚本…ビル・ランカスター
マクレディ…カート・ラッセル
ブレア…A・ウィルフォード・ブリムリー
ドクター・コッパー…リチャード・ダイサート
ギャリー…ドナルド・モファット
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南極大陸の氷の下から宇宙最大の恐怖が蘇える!
その恐怖は一匹の犬から始まった。見渡す限り氷に囲まれた白銀の大雪原を、ヘリコプターに追われて逃げる犬は、アメリカの南極観測基地へと辿りつく。ヘリコプターを操縦するノルウェイ隊員が銃を乱射したため、アメリカ隊員はやむをえず彼を撃ち殺すが、やがてノルウェイ隊員が異常に錯乱していた理由が明らかになる。なんと犬の正体は10万年前に地球に飛来したエイリアンだったのだ!接触する物を体内に取り込むエイリアンは、巧みに人間の姿に変身、吹雪に閉ざされた基地内で、隊員たちは互いに疑心暗鬼になっていく。そんな中、彼らは挙動不審なマクレディーをエイリアンではないかと疑うが…。
1951年にハワード・ホークスが映画化していますが、原作と大きく違った前作とは違い、こちらはかなり原作に忠実に作られています。1951年という時代の限界もあったとは思うのですが、ホークス版は人間の形をした怪物?のような姿で登場するエイリアンが、このカーペンター版では、何ともグロテスクなクリーチャーへと変わっているんです。ロブ・ボッティンの、当時としては画期的な特殊メイク効果も本当に素晴らしく、30年以上経った今でも色褪せません。CGではなく、そこに存在するもののグログロネチャネチャはたまりませんね。この話の三日前に遡る設定で作られた『遊星からの物体X ファーストコンタクト』を観てから鑑賞するのも面白いかもしれません。
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